看護師国家試験を目前にして、落ちたらどうなるのだろう?
看護師国家試験って何回も受けられるのだろうか…?
と、気になっていませんか?
過去問や試験当日に自己採点をしていて、
「点数が足りない…。」
「ヤバいかも…。」
そんな焦りを感じている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、
勉強不足で合格が危うい!ヤバいかも!というあなたのために、
・看護師国家試験に落ちたらどうなる?内定は取り消し?
・看護師国家試験は何度も受験できるの?
・看護師国家試験に落ちてしまったらどうしたらよい?
という点について、過去に同じような心配をした、看護師免許を持つ筆者がお伝えしていこうと思います。
自己採点で自信喪失してしまったあなたの参考になれば幸いです。
早速ご紹介していきたいと思います!
看護師国家試験に落ちたらどうなる?内定は取り消し?

当然のごとく、看護師国家試験に合格できなければ正看護師として働くことは許されません。
したがって、現在内定を頂いている病院やクリニックなどからの採用は見送られます。
だいたいの病院やクリニックでは、内定が取り消しになると言って間違いないでしょう。
まずは誠心誠意を込めて、内定を出してくださった病院やクリニックに連絡し謝罪することが求められます。
流れとしては、
①内定をいただいている病院に看護師国家試験の合否の結果を報告
②正看護師として就職できないことを謝罪
ということが求められるでしょう。
しかし、医療現場は常に人手不足という施設が多いのが現状です。
中には内定が取り消しにならない例外もあるようで、
- 看護師国家試験に落ちたが准看護師として働く
- 看護師国家試験に落ちたが看護助手として働く
という場合もあるようです。
具体的にみていきたいと思います。
看護師国家試験に落ちたが准看護師として働く
看護師国家試験の練習や滑り止めという名目で、都道府県が実施する准看護師の試験を受けることを必須としている学校もありますよね。
その准看護師の試験に合格していた場合は、准看護師として就職することが可能な場合もあります。
しかし、ある調査によれば、病床800床以上の大学病院や大病院では、准看護師の採用は行っていないという話も聞きます。
准看護師として働く可能性が少し高くなるのは、中小規模の病院やクリニックになるかもしれません。
准看護師は正看護師と仕事内容はほとんど変わりませんが、やはり正看護師としてのお給料よりは低くなってしまいます。
さらに、将来管理職についたり、専門の分野で認定看護師や専門看護師を目指したい!
という、更なるキャリアアップを望んでいる場合は、やはり大前提として正看護師の資格が必要になってきます。
看護師国家試験に落ちたが看護助手として働く
看護師国家試験に落ちた後、内定は取り消されずに看護助手として働くという選択肢もあるようです。
看護助手は、患者さんの簡単な身の回りのお世話をしたり、検体を運んだり、入退院した部屋のベッドメイキングをしたり、物品の補充をしたりと、看護師の資格がなくても働ける職種になります。
筆者の勤務先の病院でも、未経験から看護助手として活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。
しかし、看護助手の仕事は、看護師から同時に複数の要望を受け、時間を管理しながら立ち回らなければならない場面も多いように思います。
看護助手に資格が不要だからといって、簡単な仕事というわけではありません。
お給料の面から見ても、やはり正看護師よりかなり低くなると言われています。
看護師国家試験は何度も受けられるの?落ちたらどうしたらよい?

ここからは、「看護師国家試験は何度も受けられるの?落ちたらどうしよう…。」
と心配になっているあなたの疑問にお答えします。
せっかく実習を頑張って、看護師養成のカリキュラムを習得しているのに国家試験が一発勝負では悲しいですよね…。
ずばり、看護師国家試験は何度でも挑戦可能です!
ご存知の通り、看護師国家試験は1年に1回のみの開催です。
そして、看護師国家試験の合格率は
105回 (2016年) | 106回 (2017年) | 107回 (2018年) | 108回 (2019年) | 109回 (2020年) | 110回 (2021年) | 111回 (2022年) | |
既卒者 | 35.5% | 35.6% | 44.5% | 29.3% | 37.4% | 44.4% | 38.9% |
新卒者 | 94.9% | 94.3% | 96.3% | 94.7% | 94.7% | 95.4% | 96.5% |
となっており、既卒になると合格率は一気に下がっていることがお分かり頂けるかと思います。
これはおそらく、年々問題の出題基準や出題傾向が変わっていること、
仕事をしながらの勉強で、現役生よりも勉強に時間を費やすのが難しいなどの原因があるのだろうと思います。
したがって、できるだけ早く合格してしまいたいのが本音です。
よって、対策は
・予備校に入って看護師国家試験対策を行う
・学校の先生に相談して国家試験対策を追加で行ってもらえるか相談する
・自力での国家試験対策を行う
3つ程度に絞られると思います。
具体的に見ていきたいと思います。
予備校に入って看護師国家試験対策を行う

1人で勉強しているとどうしても気持ちが滅入ってしまうことが多いと言われています。
そんな人は予備校に入って看護師国家試験対策の講座を受けながら、1年間国家試験浪人を行うのもよいかもしれません。
学校の先生に相談して国家試験対策を追加で行ってもらえるか相談する
現在通学中の学校によっては、学校は卒業しても、国家試験に合格するまでサポートをしてくれるようなところもあるかもしれません。
学校や先生次第でこれは変わってくるので一概には言えませんが、
知人は新卒で看護師国家試験に落ちてしまったのですが、学校の図書館で1年間勉強し、分からないところはゼミの先生などが指導をしてくれたそうです。
そのおかげで、翌年には見事看護師国家試験に合格、晴れて正看護師として就職することができました。
もし落ちてしまった場合は、卒業しても学校の図書館などで勉強させてもらえるか、協力をお願いしてみるのも一つの手かもしれません。
自力での国家試験対策を行う
アルバイトや仕事をしながらだと、学校や予備校に通う時間もなかなか取れないと思います。
したがって、自力で問題集や過去問をひたすら解く。
という勉強方法もありだと思います。
仲間がおらず、個人的な戦いになってしまうので、いかに自分を律して勉強できるかがカギになってくると思います。
SNSで国家試験を受ける人と交流を深めながら、試験対策に臨めればよいのかな?と思います。
看護師国家試験に落ちたらどうなる?試験は何度も受けられるの?まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、
⇒取り消しになる場合が多いが、例外もある。まずは内的先に連絡して報告を。
⇒何度も受験できるが、試験は1年に1回、既卒は合格率が下がる傾向がある。
⇒予備校に行く、学校の先生に相談してみる、自力で勉強する
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